ディーゼルトラックにはDPF、排ガス浄化装置「ディーゼル微粒子捕集フィルター」があります。
DPFは、ディーゼルエンジンを搭載するトラックの黒煙(排気ガス)に含まれるススなどの有害物質をフィルターに捕集し、大気中に排出しないよう走行中に燃焼除去をして自動再生を行う重要な装置です。
DPFが故障すると、フィルター機能が低下して自動浄化機能が作用せず、排ガス浄化ができなくなります。
インジケータランプが点滅してから走行約50km以内に手動再生しないと、ランプが点滅から点灯に変わり、エンジンが制御されて排出ガス浄化装置スイッチが機能しなくなります。
手動再生の一般的な方法は以下の通りです。
トラックを停車する
高回転のアイドリングを行う
インジケータランプとDPF再生ボタンを押す
インジケータランプが点灯に変わってしまった場合は、自分で再生することが不可能になりますので、ディーラーや整備工場で修理してもらわなくてはいけません。
トラックのDPF故障の主な原因
① エンジンの回転数を上げられない場所をよく走行する
② 排ガス温度が十分に上がりきらない状態で走行することが多い
③ エンジンの始動停止・アイドリングが多い
弊社の配送業務は市街地を走ることが多く、
DPF故障の主な原因になる要素を多く含んでいました。
納車されてから数年はDPFの自動再生機能が働いていたのですが、
年月が経ち、インジケーターランプが点滅するようになり、
その都度手動再生の手順を踏んでいました。
その頻度が最近は頻繁になっていき、1日2回の時も・・・
アイドリングしている間は、業務をストップしていないといけません。
フィルターの有害物質を燃焼除去しているとはいうものの、アイドリングしている間は二酸化炭素を放出し大気汚染をしているという心苦しさがありました。
遂にインジケーターランプが点灯し、修理する事もあったのですが、
修理期間中はトラックが使えない事、修理費用も高額で辛い思いをしてきました。
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